【新潟国際援助学生ボランティア協会NASVIA

◆ルワンダ・スタディ・ツアー◆

 RWAN-JA(ルワンジャ)はこれまで募金活動などを行ってきましたが,2月16日〜25日に初めてのスタディ・ツアーを実施,2名の大学生が現地を訪問しました。現地を訪問した中山さんのレポートを掲載します。なお,スタディ・ツアーの実施にあたっては,永久瑠マリールイズさん,藤田御夫妻を始め,多くの方々にご協力を頂きました。深く感謝申し上げます。

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    『ルワンダを訪ねて』

               中山美智子

 ナスビアのRWAN-JAは、2016年に設立しました。RWAN-JAは、アフリカ・ルワンダの子供たちの教育支援を目的としています。私が活動し始めた当時は、国際協力もルワンダについても全くわからない状態でした。しかし、素敵な出会いとつながりで少しずつ活動を進めることができました。そして、2018216日から10日間のルワンダツアーを企画し、現地視察に行ってきました。2年間活動しながらも、本当に現地の子供たちが必要としているものは何か、本当の国際協力とは何か、疑問に思っている自分がいました。それを今回のツアーでは自分の目で確かめ、ルワンダを肌で感じて、今後RWAN-JAとしてどのような活動をしていくべきか考えるという目的をもって挑みました。

 ツアーでの現地滞在は8日間でした。NPO法人ルワンダの教育を考える会の永久瑠マリールイズさんとルーシーさんにご協力いただき、現地のウムチョムイーザ学園の視察やジェノサイドメモリアルと被害者の体験談、大使館訪問、ルワンダの町の視察など貴重な体験をさせていただきました。なかでも、ウムチョムイーザ学園の視察では日本の教育システムが取り入れられ、想像以上に教育環境が整っていることに驚きました。子供たちも積極的に授業に参加し、楽しそうに勉強している姿が印象的でした。しかし、課題もまだあり、給食費や中学校への進学費を払えない子がいるという現状もあります。このような資金的な援助を今後RWAN-JAの活動の目標としていきたいと思いました。このような発展した教育が受けられる子供たちがいる一方、ルワンダ北部の高原のミヨベ地区では、着る服もなく、寒さに震える子供たちにも会うことができました。彼らは笑うこともしなかったそうですが、今は少しずつ支援が入り私たちが視察に訪れた時は、笑顔でパンやおかゆを差し出してくれていました。

ルワンダは大虐殺という悲しい歴史を持つ国ですが、今では国民全員で前を向いて頑張っている姿がうかがえました。貧富についても格差があり課題はまだまだ多いようです。今回のツアーでは、目で見たものはもちろんですが、たくさんの人との出会いも私に強く印象を残しました。現地で活躍される日本人やアフリカを旅する先生、またツアーを共にしたメンバーの皆さんもそれぞれルワンダを訪れる理由を持ち、強い意志でツアーに参加していました。また国際協力とは、ただ単にお金をあげるだけ、足りないものをあげるだけではない難しさも感じました。そんな中でも、私たちには何ができるのか考え、小さなことからでも行動することが大切なのだと学びました。今回のように自分が全く知らないものに触れ、世界を広げ、人のことを考えながら生きるということは素晴らしいと感じました。私は、大学をもう卒業してしまいましたが、この体験をもっと多くの若者に経験してほしいと心から思いました。これからは私の経験を伝え、若者のサポートもしていきたいと思います。

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◆万代アースフェスタ◆

 5月3日〜5日にかけて,万代アースフェスタに参加しました。ルワンダ土産のアガセチェ〜ルワンダで嫁入りに持参される縁起物の籠〜は通りすがった人たちに「かわいい!」と評判でした。新しいメンバーも加わり,これからも楽しく活動できそうな予感のする3日間でした。

        NPO NASVIA事務局 原口 央

 

 

 

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