教育と環境の「爽」企画室が主催したインド・スタディツアー(2010年8月1日〜8日)報告書の一部を紹介します。












報告書発刊にあたって

”2010「子どもの憩いの村」 in インド・スタディーツアー8日間”は、無事終了しました。この企画は、今回、いくつもの幸運が重なり、実現したものです。

 2003年から手がけて来た、インド「子ども憩いの村」が、2009年3月に一応の完成、さらに、この年の4月から敷地内に「コッタバラサ学校」の建設を始めました。長年の取り組みに対し、2009年10月10日、「第21回毎日国際交流賞」(毎日新聞社)を受賞しました。2010年1月には、「第3回かめのり賞」(かめのり財団)を頂きました。県と市の両国際課を介して、泉田県知事、篠田市長へ報告し、激励のお言葉を頂戴しました。それらを記念して、日本の青少年と施設の子ども・青少年が交流するスタディーツアーを企画しました。

 ツアー実施にあったっては多くの個人・団体のご協力がありました。その上、最終的に協力な助っ人を得ました。「独立行政法人 国際交流基金」より、ツアー参加の学生・教員に青少年交流助成金100万円が航空運賃補助として交付されたのです。学生・教員、とりわけ、学生は全額自費を覚悟しての参加でしたので、この大きな助力を得て、欣喜雀躍、大いに力を発揮しました。

 国立新潟大学生2名、新潟国際情報大学生3名、国際基督教大学生1名、計6名の学生に、新潟県小・中教職員4名、NPO法人にいがたNGOネットワーク理事長ご夫妻、小学生2名、総勢14名のメンバーは、個々の期待に私どもの思いを重ねて、様々なプログラムを緻密に計画し、実行してくださいました。

 その経過及び成果と問題点については、個々の報告につぶさに記されていますが、とりわけ学生には、レポートの他に旅行記(日記)も書くという、過酷な課題が与えられました。しかし、初めての海外旅行がこの度のツアーだったという方もおられ、若さみなぎるナイーブな文章には、一気に読ませる迫力があり、感動させられました。

 各位の忌憚ないご意見をもとに、今後の活動方針や取組みの参考にさせていただきたいと思います。ありがとうございました。

教育と環境の「爽」企画室 代表 片桐 和子


インド「子どもの憩いの村」スタディツアーの団長として

 今回、団長として考えたことは、まずツアーを主体的な活動の場にすることでした。子どもたちとふれあったり、現地で授業をしたり、日本のカレーライスを紹介したりと、様々な関わりをもてるよう計画しました。また、参加者の健康保持にも気を配りました。まず、無理をさせないことを心がけました。参加者一人一人にできるだけ声がけするようにも努めました。

 でも途中、発熱して病院に行った人もいます。医者に来てもらって注射を打たれたり、下痢が続いて止まらない人もいました。初めてのインドで緊張や疲れが出たのでしょう。しかし最終日、全員が無事に帰国することができたのは何よりでした。

 ツアーを振り返ってみて、それぞれが自分の役割を積極的に果たしていたなぁと思います。引率教員は教員なりに、大学生は大学生なりに、小学生は小学生なりに、みんな自分のできることを十分に発揮して、このスタディツアーにのぞんでくれました。本間ご夫妻は、自作の絵画や書で、日本の文化を伝えてくださいました。大変感謝しています。そして現地の子どもたちや、現地スタッフともたくさん交流することができました。この報告書を読んでいただければ分かりますが、参加者一人一人が生涯忘れられない貴重な経験をもつことできたと思います。

 片桐さんの「爽」企画室の活動は、NGOネットワークの報告書で知っていたつもりでした。でも、現地へ行ってみなければやっぱりわからないものです。そこにはたくさんの子どもたちのまぶしい笑顔がありました。一生懸命生きている子どもたち。片桐さんが、自分のセカンドステージの全てをかけて、支援をしている意味が本当に分かった気がします。

 日本からわずか9時間半のインドで、一生懸命生き抜こうとしている子どもたちのリアルな存在を、時を同じくして交流することにより、しっかりと心に刻むことができました。もう、「子どもの憩いの村」の彼らを忘れることはできません。

 また、「子どもの憩いの村」の子どもたちのまぶしいくらいのまっすぐな瞳は、今、さまざまな問題を抱えている日本の子どもたちに見せてあげたいとも思いました。

 願わくば、今回のスタディツアーがきっかけになって、これから大学主催のツアーが始まってくれればと期待しています。日本の学生とインドの子どもたちの交流は、双方の学びになるからです。

 最後にこのスタディツアーを実施する上で、「爽」企画室の片桐ご夫妻には、大変お世話になりました。計画段階から現地NGOと何回も連絡を取っていただいたり、多額な旅費の支援から、現地の活動についてのいろいろなアドバイスまで多岐にわたります。大変感謝しています。片桐ご夫妻に感謝の気持ちを申し上げ、団長の言葉としたいと思います。

新潟県青年海外協力協会 事務局長 井口 昭夫




 




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