アメリカの財政の崖、北朝鮮のミサイル実験、シリアの紛争、中国、韓国、ロシアとの領土問題、国内では自民党返りの政権交代と・・・慌ただしい、緊迫した社会情勢の中で2013年を迎えている。
 にいがたNGOネットワーク(Nネット)は大勢の人から協力していただき、アジアを中心に発展途上国の支援を行っているが、国際的には更なる支援が要請されている。世界を知ることが国際協力の第一歩です。そのためにもグローバル人材の養成が必要で、国際理解教育の充実が求められています。

 国際理解教育は根本的な課題でもあり多義にわたり学校教育においても統一的な指導指針がない。海外経験のある先生はともかく一般的には指導しにくい教育課題であろう。どのような教育実践が望まれるのか、関係者が集まって研究していくことが大切で、その場として昨年12月に国際教育研究会を発足したのである。
 教育を実践している司令塔である教育委員会、グローバリゼーションを推進している国際交流協会、そして実際に国際協力を実施しているにいがたNGOネットワークの三者が、一体となって進めることが効果的である。

 特に、学校現場で実践している国際理解教育の現状など皆で相談しあうことが必要なことであろう。現役の教員が多数参加して切磋琢磨していくことが求められる。この研究会を繰り返すことによってフォーマットらしいものが出来ることを期待したい。
 NGOは大勢の人たちから支援を受けて、恵まれない人たちに温かい救援活動をしている。その国際協力の経験を子供達に直接教えることは、生徒に感動と希望を与え、国際感覚が育ってくるだろう。NGOにとっても海外でやっている活動が学校教育に役立つとなれば、励みにもなるだろう。広範囲にそれぞれの学校で出前授業を拡充することを期待する。その場合はNネットとしても積極的に協力をしていきたい。

 さらに大学との関係においては、大学生は国際交流、国際協力の即戦力になるし、また個人的にも国際的な経験が就職、将来の生き方に直接かかわってくるから、当研究会としても積極的にかかわりを持って生きたい。留学生との交歓、大学でのイベント(学園祭、社会講座など)、スタディツアーによる海外体験などこの研究会事業と一体化することによって、グローバル人材の養成を行いたい。
 「私には一歩で十分です」:インドのガンジーの言葉です。国民みんなが一歩、歩みを進めてインドの独立が成り立ったのです。この研究会が国際協力の第一歩となることを期待しています。