にいがたNGOネットワーク(Nネット)理事の原千賀子さんより、会報2013年1月号に寄稿していただきました。

「ゆるーり自給自足」
 
 寒い日が続くと憂鬱感も続く。雪国だから仕方がないといって毎年やり過ごす繰り返しではある。雪国に育った人たちは粘り強いといわれる所以であろうが、「しかたねえ」と、素直に諦めることに慣らされているとも思える。
 関川村に友人の家族が住んでいる。子ども二人を持つパトリシアさんは目下4ヶ月である。先日、一家で我が家に遊びに来てくれ、おでんや蕎麦、ホットケーキ、餅などの手料理を囲んで賑やかに楽しくお昼のひと時をゆっくり過ごして帰って行った。いつもながらどの鍋も気持ちの良いほどカラである。二人の子どもたちは元気の塊といっていい。
35代の夫婦にはこだわりがある。家のすぐ前に村の鎮守のお宮さまがあり、年中枯れることがない清水が沸いている。家に遊びに来てくれる時は必ずその「水」をポットに一つ持参し、自然の恵みとしてこれほどの贅沢はない、といつも感謝の気持ちを家族全員で表現し、清々しい。彼らは同村でコメやキビ、大豆、小豆、などの主食と、大根、ねぎ、トマトや茄子などの野菜を自給しながら、地元の人たちとも溶け込んで親子四人で元気いっぱい暮らしている。無農薬、無耕機を心がけ、天然生活を家族で実践する若き国際人である。アリゾナが故郷というパトリシアは村の学校で働き、農作業の傍らで育児をしながら彼女を逞しく支えるTETUYA。二人には「しかたねえ」はない。私には学ぶことの多い若い家族である。  原千賀子

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