にいがたNGOネットワーク理事の室賀美津雄さんより、会報2013年1月号に寄稿していただきました。

「国際理解は、『違いが分かる』ことから」
 現職時代に、韓国ソウルの小学校と姉妹校を提携し、双方の校長とPTA会長が相互訪問をしました。
 ソウルの学校は、児童数2千人以上のマンモス校で午前と午後の二部授業でした。韓国の学校には、屋外グラウンドはあっても、日本の学校の体育館のような施設はないと聞きました。
 歓迎会は、広い教室に5・6年生二百余名が集まり、賑やかでしたが、教師の一声でピタッと声は止み、整列も姿勢も実に見事なものでした。
 校長先生から、韓国の男性教員は全員が軍隊経験者だと聞きました。韓国は、現在も休戦下であり、ソウルは空港にも市内の道路脇の植え込みにも、武装した兵士の姿がありました。高速道路は、いざというときには滑走路になるとも聞きました。
 歓迎夕食会は、豪華な韓国宮廷料理店でした。私は、玄関で日本のしきたりで靴を「出船型」にして上がったら、「韓国では、あなたはもう帰るのか、何か気に入らないことでもあるのか?と嫌がられます。」と言って、「入船型」に直してもらいました。「郷に入ったら郷に従え」かと、納得しました。
 また、皿や茶碗などの食器は、手で持たないこと、顔を器に寄せて長い箸でたべるのがマナーだそうです。日本の学校給食では、食器を持たないで食べると「イヌ食い」などと言って、持つように指導しています。
 さらに、年上の人とお酒を飲むときは、面と向かわず、少し斜めに構えて飲むのがマナーだということも知りました。
 世界の国々には、それぞれ独自の伝統や文化、マナーやモラル、しきたりなどがあります。日本人は、海外でこの「違い」が分からずに、誤解を招いたり、失敗したりすることがよくあると言われています。
 海外旅行などでは、分からないことは聞く、注意をされたら素直に聞くことも肝要です。「違うものは違う」「ならぬものはならぬ」ことも国際理解にとって大切なことと考え、子どもたちにも伝えてきました。

                             室賀美津雄

情報掲載:
にいがたNGOネットワーク
にいがたNGOネットワーク活動報告ブログ
http://www.facebook.com/niigatango