5回目となるNGOスタッフ育成研修をクロスパルにいがたで開催しました。
財団法人新潟県国際交流協会の委託事業で、にいがたNGOネットワークと新潟県国際交流協会の共催事業として行っています。

今年は「NGOと行政・企業との協働の可能性を探る」というテーマで、特定非営利活動法人ACE(エース)代表の岩附由香さんと、特定非営利活動法人新潟NPO協会の代表理事の金子洋二さんのお二人を講師にお迎えしました。

雪の中、定員の30名以上の方にご参加いただきました。

岩附さんからは「企業と活動をシェアする3つのコツ〜互いを知る、共通のゴール、そして信頼感〜」と題した講義につづき、グループごとのワークショップ。

岩附さんが大学院生の時に、世界107ヶ国が参加した「児童労働に反対するグローバルマーチ」に日本も参加した、という思いの実現からはじまった活動。いいんじゃない。やってみれば、と背中を押してくれた大人の支えもありました。

そこから、会社員をしながらの活動時代、専従職員になり、今では職員10名、年間予算規模は6000万円を超える団体です。

15年間、どのように組織を成長させてきたのか、その経緯が紹介されました。

ミッションステートメントの浸透、活動を伝えるツールの充実は、配布された資料が証明していました。
財政構造の戦略を持ち、自由度の高い会費・寄付金の割合を増やそう、と掲げ、2012年度は63%の高さ。
3カ年計画を作成、実施しています。

つづいて、テーマの企業との連携について。
ミニストップとの協働で、フェアトレードカカオのソフトクリームの販売や、森永製菓との協働で、商品開発を実現しました。

まず(1)の互いを知るために、シンポジウム等に参加し、質問に立つ、名刺交換した方にメルマガを送るなどして、担当者と人間関係を築く。
(2)共通のゴールを持つために、定期的な報告はかかさず、あくまで協働が手段であり目的であることに注意する。
「地球規模の課題解決に向けた企業とNGOの連携ガイドライン」も配布されました。
(3)信頼関係を作るために、契約を結んだり、相手のスピードに合わせるなどのコツが紹介されました。



ワークショップでは、1分の自己紹介、感想のシェアや、「企業訪問ワークシート」に記入しました。

休憩をはさんで、金子洋二さんの事例紹介です。
1.NPO法人NVC新潟国際ボランティアセンターの寄付の活動事例
2.敬和学園大学のサンタプロジェクト(顧客ニーズのマッチング事例)
3.NPO法人あおぞらの障害者の専門性の相互活用事例
4.NPO法人くびき野サポートセンターのマスメディアとの連携事例
5.NPO法人十日町市地域おこし実行委員会の企業の人材育成事例
6.新潟NPO協会の社会(地域)貢献事業導入パックの企画紹介
がありました。

さすが20団体に携わっていらっしゃる金子さん。この事例もほんの一部のようです。

ACEの素晴らしい成功事例に、自分たちの団体にもできるのか、不安もありましたが、県内での身近な事例を聞くことで、すぐに実践するための大きなヒントになったのではないでしょうか。

参加者のみなさんからいただいた感想の一部をご紹介します。

「岩附さんの話は素人には難しい内容でしたが、グループワークで気持ちをシェアする時間を下さったので、学びが深まった。とても貴重な時間でした。岩附さんの行動力がすごい!」
「自分は地域おこしが主にやりたく参加させて頂きました。池谷の事などは拝見した事がありましたが、金子さんから生でお聞きできて良かったです。いろんな方がいらしていろんな話が聞けて良かったです。もっとディスカッションの時間があるとうれしいです。」
「参加者全員の前で質問することに少し消極的になってしまうので、講師を囲んだ懇親会のようなものがあれば良かったかなと思いました。この会自体は非常に勉強になるもので、満足です。」
「新潟の頑張っている団体を紹介してもらい、地元に貢献したい気持ちが高まった!」
「国際協力に参加してみたかったので、良い情報を得られました。」

13人の方に100点満点で満足度を伺った平均は88点でした。



岩附さんから参加者に素敵なプレゼントもいただきました。
ご協力、ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

情報掲載:
にいがたNGOネットワーク
にいがたNGOネットワーク活動報告ブログ
http://www.facebook.com/niigatango