【理事の原千賀子さんより、にいがたNGOネットワーク会報2013年7月号に寄稿いただきました】 
 
 数年前より、通りに面した空間で、自称”サボテン天国”を公開中である。ご近所の人たちはもちろん、ラジオ体操に行く人、役所に通勤する人たちなどの眼を楽しませ、私も充分楽しんでいる。

家のサボテン天国は初夏から晩秋までの期間限定である。冬の間は零度以下にならぬ程度に屋内で保護し、そのまま三月末まで冬眠させる。公開を始めた当初はほんの数鉢であったが、昨今は10〜20鉢に膨らみ、その移動が厄介である。全身トゲだらけのサボテン君たちの植え替えや移動に”骨が折れる”。ではなく”トゲが刺さる”。飼い犬に手を噛まれるならぬ、飼い植物に手を刺されるのである。

 早朝、それぞれの鉢に数個ずつ、時には30〜40個のトランペットのような花が一斉に開花した時は圧巻である。3年前には、354個が太陽に向かって狂ったように咲き乱れたものである。
 道行く人の「うわっー、綺麗!」の一言が、トゲの痛さを忘れる瞬間である。しかし、眼の覚めるような鮮やかなピンクの美しい花は残念ながら一日限りで終えてしまう。
 
 ところで先日また、関川村で自給生活を送る友人宅を訪ねた。五月の末に第三子の栄地君が誕生し、パトリシア家は5人家族となっていた。予定日よりひと月も早い、初めての男の子誕生の知らせを受けていた私はこの日、家族分のお昼を携えてこれで出産祝いとしたかった。慣れた動作でおっぱいをやるパトリシアも、それを全身で含むみどり子も頗る元気で安堵した。
 
 この度の出産もまた、前日まで田植えや家事などを元気にこなしていたという彼女。私の息子夫婦と同い年で、あと二人は子どもを産みたいと笑顔で言い切る。実に逞しいアメリカ人なのだ。

 この日は彼女の故郷アリゾナのサボテンの話に私は聞き入り興味深く耳を傾けた。『ジャンピング・カクタス』という名の通り植物ながらそのサボテンには触手のようなものがあって、それが何らかを察知するとサボテン本体がトゲを飛ばすというのである。子供の頃、それに触れ彼女がトゲだらけになった話であった。アリゾナの大自然を生き抜くために行動的になったサボテンであろうか。それにしても凄いサボテンだ。いとも悠々と三人目を出産した彼女もだ。



追伸:今年は(家のサボテンたちを連れていかないでね)のイーゼルを掲示中。したがって鉢の数は10〜20鉢の間なのである。

                    理事 原 千賀子

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