今回は「国際交流インストラクター」として、小中学校・高校でワークショップ形式の国際理解教育を推進している大学生の活動に焦点を当てました。
 4月19日、クロスパルにいがたの会場は、大学生約10数人を含めた40人の参加者で満員になりました。はじめに約1時間、新潟国際情報大学教授佐々木寛氏から、「これからの国際理解教育」と題して講演をしていただきました。「これからの国際理解教育は、多様な他者との協働を目指し、権威主義から脱却して〈対話〉、〈人間化〉(パウロ・フレイレ『被抑圧者の教育学』)を図ることが大切であり、現代の教育課題の重要な部分を担っている。」という主旨のお話は、開発途上国支援に携わる私たちにとって大変示唆に富むものでした。
 その後約2時間にわたって、「『多文化共生』はもう始まっている〜『共生』ってなんだろう〜」というテーマで、新潟国際情報大学生7名の国際交流インストラクターの皆さんからワークショップを実施していただきました。たとえば、ヒジャブ(頭髪を隠すベール)を被ったイスラム圏の女の子が異文化圏の学校に転校し、「教室に入るときはヒジャブを脱ぐように」と教師から説得されて困惑するビデオを見た後、6つに分かれた各班で感想を出し合うといったものです。それをインストラクターが要領よく集約し、問題提起をしながら私たちの気付きを促してくれます。
 大学生の皆さんが、様々な感想を的確にまとめ上げて行くことに感動し、こうした立派な若者たちがこれからの未来を切り拓いて行くに違いないと、大変頼もしく思いました。
 最後になりましたが、研究会のためにお骨折りいただいた新潟国際情報大学国際交流インストラクター推進員、河田陽介氏に感謝申し上げます。
   文責 国際教育研究会主宰 荒 幸男

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