新潟県国際交流協会と毎年共同開催するこのセミナーですが、今年の内容は、海を越えて活躍する若者たちが増えている現状に着目し、その多様なライフスタイルにふれていただく企画となりました。2月28日、クロスパルにいがたの多目的ルームを会場に、約50人の参加者を得て開催されました。 
 
 第1部は国際協力NGOセンター(JANIC)の調査提言グループで活躍する堀内葵さんより、「いま、この時代に、なぜ『国際協力』か 〜若者にできることを考える〜」と題した講演をいただきました。学生の頃から「水」を中心とした環境分野の活動を続けてきた堀内さん。現職(JANIC)ではミレニアム開発目標(MDGs)達成に向けた提言や、外務省とNGOの定期協議会のコーディネイトなど、第一線で活躍中です。講演では、国際NGOの現状と現場で活躍するスタッフのみなさんの素顔を、初心者にもわかりやすくお話いただきました。この世界に身を投じる人々の傾向として、「楽しんでいる」「やりたいことをやっている」「想いを共有している」といったお話が印象的でした。


 
 第2部は「人間図書館 - Living Library -」と題し、堀内さんに加えて以下の4人のゲストをお招きし、一人ひとりの人生を一冊の物語に見立ててご本人の「生語り」を味わうワークショップを行いました。
・佐藤孝輔さん にいがたフェアトレード推進委員会共同代表
・本田龍輔さん JICA新潟デスク国際協力推進員(当時)
・松栄容佳さん 新潟県立大学国際交流サークルNicolve前代表、NVC新潟国際ボランティアセンター奨学金事業担当運営委員
・三上杏里さん NVC新潟国際ボランティアセンター副代表兼事務局長。
 これらの「語り部」を少グループに分かれて囲み、活動を始めたきっかけやそこにかける想いを聞くとともに、参加者それぞれの想いを交わしました。想いと想いが共鳴し、会場のあちこちで「心が動く」場面が繰り広げられました。
 海外に出たり関わったりする動機や理由は様々だと思いますが、共通することはこの「心が動く」ことです。心が動かなければ、国際社会はもちろん、身近な地域だってつくれはしないでしょう。国境を越えて人々とふれあう時、自分の中の「心を動かす力」が磨かれます。国際協力活動が持つそんなパワーを身近に感じられたセミナーでした。

金子洋二

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にいがたNGOネットワーク
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