明けましておめでとうございます。
2016年の年が明けました。今年はサル年です。サルって団体で行動していますよね。
強いサルが弱いサルを助けて餌なんかも皆で分け与えて生きている印象が強いのですが何となく共存して生きていこうと考えているフェアトレードの精神に通じるものがあるかな〜などと新年から考えていました。とにかく今年も宜しくお願い致します。
 昨年の下半期(7月〜12月)の活動を振り返ってみますと9月6日に、にいがたNGOネットワーク主催のにいがた国際フェスティバルに参加させて頂きました。前の年は参加が出来なかったので昨年は参加出来て良かったです。舞台の上でフェアトレード製品の紹介などもさせて頂き、つたない私の説明に耳を傾けて頂いた皆さまにこの場を借りて感謝の気持ちをお伝えします。ありがとうございました。
そして10月5日には、にいがたフェアトレード推進委員会主催の「フェアトレードが変えるネパールの女性」の講演会に参加させて頂き、生の生産者の声を聴けたのは本当に貴重な経験でした。これはナルニアも提携しているNPOシャプラニール=市民による海外協力の会の活動紹介(キャラバン)の一環で来県したものです。
シャプラニールは1972年創立の、草の根の立場で海外協力を実践している民間NGO団体です。活動地はバングラデシュ、ネパール、インドの南アジアの国々で、社会や援助団体から「取り残された人々」を支援しています。
にいがたNGOネットワークも昨年5月にネパール地震災害救援募金で集めた支援金をこの団体に送金して現地復興の為に役立てて頂いたのは記憶に新しいと思います。

今回写真で紹介させて頂いた2種類のフェアトレードの製品もシャプラニールが技術指導をして製品化になったものです。バックは今回来県された代表の方が所属しているネパールのWSDOと言う団体の製品です。この団体は1975年に政府によって設立されましたが、1990年に独立してポカラ(ヒマラヤの麓で観光地として有名な都市)を中心に活動しており、伝統的な手織布を用いたバッグなどを作っています。生産者は、カーストの低い人や障害者、ハンセン病の人を優先的に採用し、現在では100人以上を雇用しています。 WSDO内で糸の紡ぎ、染めも行い、布を織り上げています。WSDOが作る手織布の特徴は、その織り方にあります。 私たちがよく目にする機(はた)を使わず、「地機織(じばたおり)」という手法で織られます。特徴はタテ糸を腰でつり、必要な時にだけタテ糸に張力をかけることができます。 そのため、独特の風合いが出ます。

もう一つ紹介している石鹸の写真のShe with Shapla Neer(シー・ウィズ・シャプラニール)は、バングラデシュとネパールからお届けする、アーユルヴェーダソープブランドです。
何千年もの間この地方で受け継がれてきたアーユルヴェーダ。そのレシピを用いてスキンケアのための新しいハンドメイドソープが生まれました。 1972年に日本の国際協力NGOの先駆けとして南アジアの支援活動を始めたシャプラニール。
She with Shapla Neer は、世界でも最貧国といわれるバングラデシュとネパールの中で、過酷な生活を余儀なくされている女性たちに焦点を当てたフェアトレードプロジェクト。
さまざまな事情から、仕事がなく、一家離散や売春をせざるを得なかった女性たちが、苦難を乗り越えた末に新しい仕事としてアーユルヴェーダソープ作りを始めました。そしてシャプラニールは彼女たちに寄り添い支えていきます。
子どものため、家族のために、アーユルヴェーダソープを作り販売していくこの取り組みは、彼女たちそれぞれの「生きることへの挑戦」なのです。(シャプラニールHP文より)
実際に手に触れて感触を確認したい方は是非ナルニアへ足を運んでくださいね。

ナルニア店主 丸田祥子

情報掲載:
にいがたNGOネットワーク
にいがたNGOネットワーク活動報告ブログ