国際協力人材育成セミナーの実施報告

1.セミナータイトル
    「紛争とNGO 〜海外で活動するあなたが、知っておくべきこと〜」
2.趣旨
 いわゆるテロリスト集団による破壊行為や戦闘行為が連日マスコミにより報道される中、攻撃の対象が民間人にも及んだり、あるいは、平和であると目されていた他地域にまで及ぶといった事件が多発している。このことは、国境を越えて活動する私たちNGOにとっても大きな脅威であり、万が一の事態に備える必要性を示唆するものである。
 一方で、ここ新潟においては、市民がそうした対策について学ぶ場がこれまでほとんど設けられてこなかったという現状がある。これを国際協力における人材育成の重要なテーマとして捉え、NGO活動における紛争対策への意識を高める第一歩として、このセミナーを企画・実施する。
3.日時・会場    日時: 平成28年3月12日(土) 14:00〜16:30
        会場: クロスパルにいがた 3F 306・307講座室
4.参加者数    22名
5.内容
開会あいさつ 荒 幸男(NPO法人にいがたNGOネットワーク理事長)
講演 「NGOによる安全対策−紛争地での事例から」
講 師 小野山 亮 氏
(講師プロフィール)
日本国際ボランティアセンター(JVC)アフガニスタン事業統括
1969年生まれ。平和、民族などの分野に関わり、複数のNGOにて勤務。2012年7月より現職。アフガニスタンでは、医療保健・教育分野での支援、市民社会支援、市民・NGOの保護や国際支援に関する提言活動などを実施。過去に、スリランカ駐在での内戦や津波からの復興・救援活動、インド(いわゆる「不可触民」)やフィリピン先住民族地域の住民活動支援、ほか提言活動などにも従事。教職:立教大学兼任講師(民族紛争と平和)。
司会・ファシリテーター 金子洋二(NPO法人にいがたNGOネットワーク理事)
閉会あいさつ  櫻井 徹(公益財団法人新潟県国際交流協会)
6.成果について
 紛争地での経験豊富な講師により、非常にリアリティが高く、専門的でありながらもわかりやすい講義を通して、NGOによる紛争への備えを学ぶことができた。また、一方的に講師が話す形ではなく、重要なテーマを4つに絞って参加者との対話を通した進行スタイルをとったことにより、参加者一人ひとりの中に深く学びを掘り下げることができた。さらに、進行上の工夫として、テーマとそれに対する参加者の意見、講師が指摘するポイントなどをファシリテーショングラフィックを用いてその都度可視化することにより、理解の共有を試みた。
 参加者数は22名とやや少なめであったが、新潟で市民向けに初めて採り上げられたテーマとしては十分な関心を集められたものと考える。また、全体を通して各参加者が活発に発言をし、少人数ならではの充実した意見交換の場を持つことができた。
7.参加者の感想
 参加者の感想をアンケート(ふりかえりシート)により聴取したところ、参加者の半数にあたる11名より回収できた。
・安全管理の重要性に改めて考えさせられた。
・実際に紛争地域で活動された方のお話を直接聞くことができ、実感しながら聞くことができた。
・人道支援における究極的な問題を伺い考えることが出来ました。知りたかったことを知ることが出来たと思います。
・今回初めてNGOの安全管理等について考える機会となりました。戦争(紛争)地域でのNGO活動の立場、行動方法、「軍」との協力のあり方は、その地域ごとの特情になると思います。普段考えることができないことを考えるきっかけになりました。
・限られた時間の中で4つのテーマに絞り深い話が聞けたこと。参加者が自ら考えることもとても大事だと思いました。
・講演全てが新しい発見になりました。いろいろと考えるきっかけになりました。
・参加者がもっと増えてもよかった。とてもよい内容だったので。
・様々な年代の方に集まっていただいたのはよかったのですが、経験豊富な年配の方がお話をすると、若い方たちが若干萎縮してしまったように感じます。

8.写真
金子さんが開会を宣しました
荒理事長が開会挨拶
講師の小野山さん

パワーポイント画像


会場風景

講師の設問に隣同士で議論

会場風景

閉会挨拶は新潟県国際交流協会の櫻井さん

以上
2016.04.08 Friday 21:35 | - | comments(0) | trackbacks(0)

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