ミャンマーの医療を支援する会〜活動報告(2016年1月〜6月)

2016年3月15日に新潟大学ミャンマー感染症研究拠点開所式がヤンゴン市内のホテルで挙行された。医療サービス局のMyint Han局長の挨拶とプロジェクト開始宣言、国立衛生研究所の Hay Htay Tin所長、文科省生川審議官、日本大使館松尾参事官の挨拶が続き、日本医療研究開発機構の宮村先生は日本の国際感染症研究の現状と目的を説明した。牛木学部長の挨拶の後、私は2000年から16年間のミャンマーでの活動を紹介し、ヤデナ医師の来日と帰国後の交流、支援、共同研究の歩みを示した。感染症研究プロジェクトが始まるのは留学生だった2人のミャンマー人医師がパートナーとして活躍してくれたお陰である。午後は国立衛生研究所とその中にできた新潟大学研究拠点を視察した(図1)。研究所にはすでにパスツール研究所や韓国の研究施設が入っている。われわれは10年以上早く共同研究を開始したのに、拠点形成では遅れをとった。ここは国際協力とともに、国際競争の場である。
図1.国立衛生研究所前で日本関係者
翌日からいつもの支援活動。ヤデナ医師には新潟医療センターの小林勲先生から頂いたぶ厚い2冊の内科の教科書を手渡した(図1)。第二医科大学には顕微鏡をはじめ、いろいろな研究機器を届けてきた。今回も免疫染色用の抗体と顕微鏡レンズを持参した(図3)。次にヤンゴン総合病院の病理にも抗体を供与した。ここでは2004年に寄贈した写真撮影装置付きのディスカッション顕微鏡が活躍している (図4)。「この顕微鏡をいただいてから4人目の教授の私も活用させていただいています。これからもよろしくお願いします」とMyint Myint Nyein教授。中古の顕微鏡でも十分に役立つが、これだけ利用度が高いなら、新品を届けたのは正解だった。
図2.教科書を手に嬉しそうなヤデナ医師  
図3.第二医科大学に抗体を供与
図4.ヤンゴン総合病院に以前供与した顕微鏡
    
内藤 眞
ミャンマーの医療を支援する会
情報掲載:
2016.07.02 Saturday 12:29 | ミャンマーの医療を支援する会 | comments(0) | trackbacks(0)

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