今、ミャンマーに滞在して原稿をまとめています。
ここ半年は速足で駆けている状態です。もう一歩で目標に手が届くところまで来ました。安定的な財源の確保と持続可能な組織への変革が目標です。
Nネットの皆さんは目標を持って活動されています。しかし、それの実現は活動資金の有無によって制限される場合が多いと思います。
私も同じです。活動を開始した12年前は、実績も無い、会員も無い、経験も無い状況で、動きたい!と思っても、資金も無い、そんな団体に援助する機関も無い。それこそ5無い状態。ただ、ただ、もどかしい時間が過ぎていくだけでした。
そんな中、第一の転換点が成田や関空にあるJETRO運営の途上国一村一品マーケットへの参加でした。ウタンチョー・ミャンマー公使の紹介で参加した同マーケット、2年目には全店で大人気商品に育っていました。ミャンマーは天然素材の宝庫です。そして沢山の知人も出来ました。この2つを生かしての地域特産品開発は、マーケットのコンセプトと合致して人気品がどんどん生まれました。そして、このマーケットの情報は「ミャンマー製品は日本で売れない!」と思っていた人々を驚かせ、「工夫することでミャンマーでも人気品が作れる事」がウティンセン大統領の目に止まり、後述のMOUとなっていきます。さらには、支援活動実績と活動資金獲得が同時進行で得られる私達の活動スタイルが出来上がってきました。
第二の転換点は、3年前、アンテナショップとしてのフェアトレードショップを開店し、全国へ紹介・販売ができるようになったことです。その結果、ミャンマーの地域産業開発品の拡大再生産に繋がり、その実績で現地の地域振興が現実的に動き始めました。                  
(2016年㋄ shop-Sai)
第三の転換点は、今年の目標、事業拡大と安定財源の確保に向けた、組織の改革です。今年1月ミャンマーの一村一品運動支援を目的にしたMOU(ミャンマー政府との共同事業)の締結となり、JICAや外務省へのODA申請団体になりました。そこで2つの事業のODAを申請中です。また、3月には仮認定NPO法人となりました。そこで今、この状況に対応できる、組織の変革に取り組んでいます。具体的には。
(2016年1月 ミャンマー政府とのMOU締結式)
1)    自立できる組織にする事です。海外で自立支援をしている自分達が自立していなければ恥ずかしいです。フェアトレード事業を伸ばすことで、自立を目指します。これは自分達の努力によって、収益が得られる経験が必要だからです。一村一品運動の原点でもあります。
2)    仮認定NPO法人取得によって、活動の広報に努め、ひろく支援者の獲得に動きながら、活動と会計の公正さを高めます。日本では会計事務所の指導で会計処理をしていますし、ミャンマーでは顧問弁護士を雇い、現地組織運営力を高めています。
3)    前述のJICA草の根支援および外務省NGO連携支援を申請し、専門家の参加による活動の強化と財源の安定化を目指します。
この3項目が達成できると「自己資金、寄付金、助成・委託金」の3点によって安定財源が確保できます。それにより専任スタッフも増やしながら、持続できるNPO組織への成長がもう少しで見えてきます。その折には、6つの産業分野で500名の仕事を作り出す夢も実現に近づいていると思います。   

(2016年6月 i-NGOアジアクラフトリンク・バゴー事務所)

 

仮認定NPO法人アジアクラフトリンク
理事長 斎藤秀一

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にいがたNGOネットワーク

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