2003年1月、私どもはとりあえず自費の333万円を投入し、井戸1基を掘り、ホーム1棟と、倉庫付き台所1棟の建設を始めた。9月、大きなマンゴーの樹の下に51人の子どもたちが歓声をあげて集まった。24人定員のホームには入りきれない子どもたち。街で辛い仕事をしていた身寄りのない女性2人が、食事作りと子どもたちの世話をする。現地NGO/NEW HOPE代表ローズ氏と妻のルーツさんが運営を担う。
 2004年、2棟目のホームを急きょ建設。1棟目は男の子、2棟目は女の子のホームになる。職業訓練所2棟。瞑想センター3棟。音楽堂1棟。資金作りのメドも立たない中の矢継ぎ早の工事で、早くもささやかな老後の蓄えは底をつき、夫は警備会社に再就職、妻は生活費を削ったり、バザーやコンサートをしたりと懸命の努力を続けた。
 2005年、職業訓練所に通う少年のための宿泊所1棟。200人が一緒に座って食べられる食堂1棟。牛舎1棟。鶏舎1棟。農園のスプリンクラー設置。
 2006年、診療所1棟。救急車両1台。小グラウンド造成。
 2007年、農園整備(菜園、バラ園、バナナ園)。中型耕運機1台。遊園地広場。
 2008年、図書館兼事務所1棟。コンピューター、図書、テーブル等の備品。
100mランニングトラック(直線)。
 2009年〜2011年、認可初等教育学校棟建設
平屋建ての8クラスと特別室(幼稚園)2室。
 2011年、水洗トイレ。太陽光発電設備。学校設備・備品購入。
       400mトラックが出来るスポーツグラウンドの敷地購入。
 2012年3月、開校式、グラウンド地鎮祭&運動会挙行。
 2013年、学校給食棟建設(調理室及びランチルーム)、学校農園整備。
 2014年、サイクロン襲来で「子どもの村」復旧作業。
給食棟内調理室およびランチルーム施設・設備整備。
 2015年6月、学校給食開始(設備・備品配置)。
 2016年1月、スポーツグラウンド整地・造成完了。体育用具購入・収納倉庫建設。
使い初め大運動会開催。5月、スクールバス購入
 2016年、「子どもの憩いの村」全体修理。学校備品補充。トイレ新設。
 「子どもの憩いの村」の建設・運営は、2003年1月以来休むことなく続いたが、中越地震、中越沖地震、2011年3月の東日本大震災時には、最早これまでと天を仰いだ。申請した企業・財団には、窓口で却下されることも多かったが、毎日国際交流賞をはじめ、幾つかの栄えある賞をいただいたり、全国各地からの励ましを受けたりなど、嬉しい出来事も重なった。この間、世話した子どもたちは1900人を超える。
 2017年3月31日、私は傘寿。活動を始めて20年。「子どもの村」や学校の運営など多くの課題を抱えるが、力付けた若者たちが育ち、私どもが手を引く時は間近い。
(片桐 和子記)
2003年9月、マンゴーの大樹の下に集まった最初の子どもたち
2016年のクリスマス・イブ、日本から届いたプレゼントを胸に笑顔満開
 
2016年10月、子どもの絵の前で
情報掲載:
【会報2017年1月号掲載予定記事です】