,世界は交通,通信手段の発達により,,,金が国境を越えて自由に移動する時代である。

自分の考えを持ち,適切に表現する能力は,グローバル化した時代には不可欠な要素である。

 

  新潟大学グローバル教育センター主催で毎年,,秋に開催されている「日本語学習成果発表会」には,

  可能なかぎり参加させていただいている。

2017年度秋学期の日本語学習成果発表会は,121,新潟大学付属図書館,ライブラリーホールで開かれた。

 

1部は,日本語学習歴2ケ月の留学生による日本語文の暗誦だった。

6カ国9人が,「私の一日」,「私の家族」,「日本に来て驚いたこと」,などを,日本語で紹介してくれた。

(スリランカ,ナイジェリア,フィリピン,マラウィ,モザンビーク,ロシアの6カ国)

我々にとって日常あたりまえのことにも驚いている。

 

1.どこの店でも,店員が親切に対応してくれる。

2.ゴミの分別収集に協力している住民に感心した。

  など。

  「えっ,これが2ケ月の日本語?」と驚く上達ぶりに今回も目をみはった。若さとユーモアたっぷりの身振りの熱演に

いつも圧倒される。

 

   2部は,指導を担当した学生の声

上記の留学生に日本語を教えた新潟大学大学院学生の声である。

特に,ベニンから大学院に留学している女性が,笑顔を絶やさないでアフリカからの新人留学生を指導してきた才能が心に残った。

 

 

ネット時代の今は,個人がいつでも,どこからでも,情報を不特定多数に流せる。

ネットの利用頻度の高い若者は,ネットの情報が全部信頼できるとは限らないことを知っている。

自分自身が壇上に立ち,覚えたての日本語で聴衆に向かって語りかけたのは貴重な経験になったに違いない。

  短期間に日本語の習得という武者修行を乗り越えて,大きな変化を遂げた留学生諸君にエールを送りたい。

 

私が若き日,ナイジェリアのヤバ工科大学で教育,調査に関わってから,半世紀が経過した。

2018213日開催予定の学長主催国際交流の夕べ,留学生との再会が今から楽しみである。

 

青山清道(理事,元新潟大学教授)