2019126日(土)、クロスパル新潟に47名もの方からご参集いただきました。

 第1部は 落合さん(RING・新潟市消防局)が、昨夏に小学校5年生の息子さんと一緒に参加した認定NPO法人「テラ・ルネッサンス」のスタディーツアーの報告を行いました。息子さんによるクイズのアイスブレイクから始まり、その後の発表ではアフリカに対するイメージが変化したこと、持続可能な社会のために生活でもSDGsを意識している話等を伺い、持続可能な社会の実現のための教育の重要性を話されました。

 第2部では、JICAによる教師海外研修の概要説明の後、2018年度研修参加者である新潟清心女子高校の関山教諭による実践発表を行いました。文化祭やスピーチコンテスト、普段の英語の授業等あらゆる場面でESDSDGsを軸にした実践をされていました。

 第3部では過年度教師海外研修参加者である加茂農林高校の加藤教諭、同僚の新井教諭、その生徒さんによる発表を行いました。農業学校の強みを活かし、SDGsを軸にした学校づくりを推進するべく、高校生3名からなるフロンティアサポーターズという組織を立ち上げ、様々な取組を行っています。今回は、フロンティアサポーターズが作成したオリジナル教材の体験を通して、自給率や環境コスト等について考えました。その後、新潟県教育庁高等学校教育課の菅先生のコーディネートによるフロンティアサポーターズのパネルトークを行いました。高校生からは活動を通して「農業の可能性を感じるようになった」「国内の問題も考えるようになった」等の感想を述べていました。高校生の意識の高さに参加者も強い印象を受けていました。

 最後に、印象に残ったこと等を共有する振り返りグループワークを行い、有意義な意見交換をすることができました。

 

小黒 淳一(国際教育研究会RING 企画委員長)

 

高校生とのパネルトーク
セミナー後の集合写真