将来的に技術センターの維持管理を住民たちが担えることが目標
技術センターの運営について真剣に話し合う地域住民たち
一村一品マーケットでの優秀7作品の販売
ミャンマー展で開催した山葡萄のカゴ編み体験教室
新潟国際情報大学の皆さんが出展した万代アースフェスタ
ミャンマーでのオーガニックコットン栽培に向けて試験中

 

 2019年前半は、私たちが長く続けてきた活動をベースに、たくさんの新たなチャレンジがあった半年でした。

 

 木工産業育成事業では、ミャンマー・バゴー地方の木工品生産者への技術支援を続けながら、2017年に開設した「バゴー木工技術センター」を、住民たち自身の力で運営するための仕組みづくり、人づくりをスタート。外務省の資金協力の下、本年12月までのプロジェクトとして実施中です。

 

 織物教育支援事業では、昨年のJICA共同プロジェクトから生まれた草木染め・手織りのコットンショールが、成田・関西空港の一村一品マーケットなどの店頭に並びました。ミャンマー国立サウンダース織物専門学校の教師たちが、技術講習の最終課題として製作した作品は、独特の風合いと、伝統を現代的に生かしたデザインが人気を呼んでいます。

 

 新潟本部では、17回目となる「ミャンマー展」を北方文化博物館で開催。コンサートや草木染めワークショップなどを初めて取り入れ、7000名以上の方にご来場いただきました。そのほか、古町どんどん(ニコットブース)、沼垂テラス朝市、潟マルシェなどのイベントでも活動紹介と手しごと雑貨の販売を行いました。にいがたフェアトレード推進委員会さんを通じてNUISFT(新潟国際情報大学フェアトレード部)の皆さんと協力し、日本国際協力システムの助成で、広報力の強化に取り組んでいます。

 

 竹産業育成、オーガニックコットン栽培は、新たなプロジェクト開始に向けた基礎調査を継続中。植林事業は「緑の募金」助成や個人のご寄付を活用させていただき、小学校での果樹園づくりを中心とした活動の準備に入っています。ミャンマーでの活動を体感できるスタディツアーも企画中です。

 

 こうして振り返ると、2019年前半は、本当にたくさんの皆さまのご協力ご支援があって、活動を進めることができたことがよく分かります。残る半年もご縁を大切に、さらなる飛躍を目指して一同頑張って参ります!

 

新潟本部マネージャー 大場 寛之