3月13日(日)の午後、ながおか市民センターにて、第10回国際教育研究会を開催しました。現場の教員が中心となって企画・運営する初めての会となりましたが、40名を超える大勢の方々から参加いただきました。
 最初の文部科学省の濱野清調査官のお話では、国際教育がESDとともに今後どのような役割を担っていくかの展望について、共通認識をもつことができました。その後の関愛先生の実践発表では、地域教材と絡めた国際理解教育の実践例を体験しながら、参加者は地域と世界を繋げる視点や手法を学びました。最後のトークカフェでは、JICA教師海外研修参加者、青年海外協力隊参加者、日本人学校経験者、ユネスコスクール指定校教員、新潟県国際交流インストラクター事業の大学生の方々から、各ブースに分かれて経験や実践を発表していただき、どのグループも時間が足りないくらい活発な意見交換がなされていました。
 参加者アンケートには、「視野が広がり、あっという間の一日でした。自分がやりたいことの手がかりを手に入れることができました。また機会があれば参加したいです」のような記述が多く見られ、「大変満足」が75%、「満足」が25%という非常に充実した会になりました。ご協力いただいた皆様、大変ありがとうございました。
 今後も様々な方々や団体、機関との繋がりを大事にしながら、充実した学びの場を創造していきたいと思います。今年度の国際教育研究会の予定は以下のとおりです。多くの方々のご参加をお待ちしております。
第11回  9月24日(土) 13:00〜17:00 クロスパルにいがた
「教育ファシリテーターになろう! 〜グローバルな学びを目指す参加型授業〜」
 拓殖大学の石川一喜先生をお招きして、授業や会議等において役立つ場づくり、興味・関心の引き出し方、学びの深め方など、理論と手法を学びます。
第12回  11月6日(日) 13:00〜17:00 まちなかキャンパス長岡
「児童労働ワークショップ 〜このTシャツはどこからくるの?〜」
 NGOのACEの講師をお招きして、消費者教育教材資料表彰の優秀賞に選ばれたオリジナル教材で、ファッションの裏側に潜む児童労働を考えます。
第13回 12月23日(金・祝) 13:00〜17:00 クロスパルにいがた
「授業実践共有会 〜2016年度JICA教師海外研修報告〜」
 今年度、JICA教師海外研修に参加した教員による国際理解教育の授業実践の発表を中心に、次代をになう子どもたちの教育について考えます。
小黒淳一
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